
人一倍大変なことを乗り越えながら、3年間1つのことを頑張り、やり遂げたという経験があれば、この先、どんな苦労も乗り越えられるんじゃないかなと思います。そういう経験ができたことが一番の収穫でした!
2020年2月受験(東京)男子ママ 真鍋さん(仮名)
我が家の中学受験がスタートしたのは新4年のタイミングでした。
勉強が楽しいタイプではあったので、たまたますぐ近くにある大手S塾の入塾テストを何となく力試しで受けたのがきっかけでした。
思えば、志望校も無く下調べも塾の見学も全くしていないという軽い感じではじめてしまいました。
息子はいわゆるグレーゾーン。好きなものはとことん熱中するけど成熟度は低く、繊細なタイプでこだわりも強く、心の安定に1番苦労しました。
こだわりが強いので、人より勉強のペースが遅く、スイッチが入るまで時間を要してその分時間がかかり、勉強時間は長い方だったと思います。
とにかく激しいマイペースで、私もイライラする事は多々ありました。
親子の衝突が増えてきたので何とかしたい。そう思いはじめたころに、みさコーチと出会う事が出来ました。
みさコーチと出会う前は、正直、最難関中学を目指せるような成績ではありませんでした。
でも、みさコーチに教えていただいたスケジュール作成をするようになってから成績は上がりました。
ただS塾に通うだけでは絶対に最難関校を目指すことは出来なかったと思います。
この結果を出す事ができたのは、間違いなくみさコーチとの出会いがあったからだと思います。
みさコーチに教わった「心技体」の3つの観点でサポートに全力を尽くしました。
【心】
こだわりの強さと融通の利かなさ、典型的なマルチタスクの母対シングルタスクの息子でぶつかる事が多く、平坦な道のりではありませんでした。
それでも塾は楽しく、成績は4年より5年、6年と高いところで安定するようになり、紆余曲折ありつつも、勉強しないから悩むことという事はあまりありませんでした。
ところが、
6年生の2学期、いよいよ本番が近づいて受験だけでもストレスが増す頃のことでした。
学校であったことがきっかけで、かなりのストレスを感じておかしくなり、成績も落ち、一時はウツのような状態で、荒れに荒れました。
それに加えて、お友達とのトラブルもあり、精神的にどん底の状態が3ヶ月位続きました。あれほど頑張ってきた本人も、「どうでもいいかな」とつぶやくようになり、親子のともに辛かった時期がありました。
が、合格する事が何より1番の治療だと思い、ここまできたのに絶対に諦めないという精神で、ありとあらゆる事を調べ尽くし、いいと思われる事は全て実践しました。
みさコーチにも何度も相談したり、受験生専門の心療内科を見つけることもできて何とか乗り越える事ができ、12月頃から少しずつ元の状態を取り戻し、1月にピークをもって来ることができたと感じています。
やり方が分からなければプロから習う。
親子関係を良くしたくても自分の努力で何とかならなければ、いい方法はないか行動する。
とにかく、行動しなければ何も変わらないので、今の状況を変えたいと思ったら何かしら行動する。
後悔の無いようにに行動するという事が合格に繋がったと思います。
【技】
基本的に4年生までは全て本人任せでした。
宿題をやったかどうかの口頭確認のみで、親がテキストを見ることもありませんでした。まじめなのである程度はやっていたようですが、成熟タイプでは無いためもちろん成績は不安定。
幼い弟がいる事で集中できる時間も少なく、親子の衝突が頻繁でした。
みさコーチの講座を受けて、直ぐに1週間のスケジュール作成と朝勉を開始。
朝に算数基礎トレーニング、漢字、理社の暗記系など毎日コツコツ取り組みました。
弟がいる中での勉強が集中できなく、本人も遊びたいけど勉強もしたい、でも集中できないと辛そうだったので、みさコーチご推薦の自習室を使える塾に週1コマだけ通い始めました。
すぐに効果はあらわれ、上位クラスに安定しはじめました。
6年夏休みまでやっていたことは、基本S塾のテキストの宿題のみ。他には手を出さないようにしましたが、国語が苦手だったので、基礎固め出来そうな国語の教材は調べて取り組みました。
スケジュール作成をするようになってからは、子供自身が、宿題全てが終わらないと気持ちが悪い状態に乗る事が出来、1週間のサイクルも自分で体得していったので、6年夏休みまではほぼ子供にお任せでした。私はざっくりとした口頭の確認とスケジュールの微調整のみ。監視や付き添いなどはせず、基本的に自走しました。
6年夏休みは、夏期講習の宿題プラス、理科と社会の基礎固めファイルを作り、理解社会の知識をしっかり固めるスケジュールをつくりました。
9月以降は、志望校別のクラスの宿題と過去問のみのスケジュールに切り替え、平常クラスの宿題は無視、1月は、過去問と志望校別クラスの間違えた問題のみを潰し、直近5年分の国語算数と3年分の理社過去問はシュミレーションも兼ねて2周目をしました。
実力はあるのにスローペースなタイプなので、時間配分には苦労しました。
過去問をやり込んだことと、志望校別クラスで鍛えられましたが、本番では算数が4問も時間不足で解けなかったようでした。
記述が多いのにこだわりが強くて書き直して時間切れや、途中の問題にはまって時間切れが目立ったので、こだわりを捨てることと、思い通りの綺麗な字ではなくても気にしないこと、少し考えて微妙な問題はすぐ飛ばす事は何度もアドバイスしました。
役立った物やグッズは、大きめのホワイトボードを購入し、する事、終わった事、スケジュールの可視化をしました。
常に見えるところに大きく書く事が出来、大事なプリント類も貼る事が出来てとても便利でした。
IKEAの透明の箱、これはS塾のテキストの量が膨大なので、中が見えてすぐに取り出す事ができ、重ねられて値段も安くて、テキスト整理に重宝しました。
サバイバルシリーズの漫画と歴史漫画は、理科と社会に役立ったようです。同じものを何度も読むタイプなので、書いてある知識はほぼ頭に入っていたようです。
家が汚くなろうとも、地球儀や図鑑などは目につくところに置いていました。トイレにも色々貼っていました。
【体】
直前1ヶ月は食のサポートを徹底しました。
DHAサプリ、2週間前から家族含めて刺身禁止、おかずは基本的に火を通したもの。
新型コロナ感染予防のために、1月は家族も外食や友人と会う事をやめ、青魚メインのメニューを増やし、受験日にいいメニュー、食べる時間、いいおやつを調べて計画しました。
具体的には、本番1日目の朝ごはんは、試験開始2.5時間前に鮭のおにぎりと野菜の汁物、卵焼き、フルーツ
2日目はあっさりカレーとスープなどです。カレーのスパイスは脳にいいそうです。固形のルウでも大丈夫だそうです。
試験開始、合間のおやつは、ブドウ糖のタブレット、チョコレート、一口おにぎり、ハード系でブドウ糖が入っているグミなどを持たせました。
脳の栄養になるのは糖分ではなくブドウ糖のみ!ブドウ糖入りクエン酸もあるので、疲れも取れてよいと思います。
前日の夜は消化にいい物を中心に出しました。揚げ物や生物、鰻など骨が危険なものは禁止にしました。
花粉症があり、微妙な時期だったので、眠くならずかつ脳の働きを妨げないアレルギー薬を調べて用意しておきました。
運動はなかなか出来ないので、ストレス発散は、弟とボール投げやサッカー、縄跳びを休憩時間にするようにしました。
【みさコーチの講座を受けて実践し、役立った事】
●志望校会場で行われる模試は受けて慣れる。
我が家はSAPIX、早稲アカ、四谷と学校別模試を3回受けて、とことんその場で受ける試験に慣れ、いつも通りの精神で受験できたと思います。
●過去問は実際に似せて取り組む。
コピーの拡大、一年ごとの冊子化はもちろん、3年分の新品の実物もメルカリで探して買い、当日と全く同じ時間で取り組みました。
●スケジュール管理
どのように週間スケジュールを作るか実見本を見ることができ、フォーマットもいただく事が出来たので、すぐに実行できました。
●母のサポートのあり方
我が家は私が短気なため絶対に喧嘩になるので、あくまでサポートのみ。
勉強は絶対に教えませんでした。
いい先生探し、スケジュール作成にのみ力を注ぎ、自走できるようなサポートをしました。
その他、直前期の過ごし方、当日の持ち物など、初めての中学受験だったので、ありがたい情報がたくさんありました。
【最後に】
1番の勝因は、どんな辛い時も最後まで諦めなかったことと、親子含めて、それぞれにできる事はやり尽くしたことだと思います。
それから、この学校の地学部に入りたいという具体的な目標があったことです。
そして、最後まで勉強は楽しいと言えたこと。
精神的に辛くても、1時間に一問しか解けなくても、毎日机に向かいました。
「分かったー!、そうかー!そういうことかー!」っていう時は目がキラキラしていました。
また私も、”絶対諦めない”という強い気持ちで、できる事は全てやろう!と腹をくくりました。
何が勝因だったのかを本人に聞いたところ、諦めなかった事と、最悪の精神状態の時も勉強は楽しかったと思うことが出来たと言う事かなと話しています。
精神的に辛い時も、たとえ進まなくても勉強をやめる日はありませんでした。
続けることと、諦めない気持ち、そこなのかなと思います。
人一倍、大変な受験でしたが、嬉しい気持ちも人一倍だと思います。
みさコーチとの出会いが1番の勝因だと思います!
なかなか、仲良し親子という状態まで良い関係を築く事はできませんでしたが、二人三脚プラス弟の協力で挑んだ挑戦は一生の思い出になりました。
できる事はやるという覚悟と実行は必要だと思います。
神頼みもたくさんしました。
湯島天満宮も実はみさコーチの時間の近くで前日もその前も行きました。
出来る事はやり尽くすという精神もみさコーチから学んだことでした。
親も子もやり尽くして臨む、これだけやったから大丈夫という事が御守りになるのかな。と思います。
全てが意味ある事だと今では思います。
私は、何でも誰かに相談できるタイプではなく自己解決するタイプだと思います。
でも4Blissを小学5年生の頃に学び、その後もいつも、みさコーチのアメブロやインスタ、講座から沢山のことを学ばせていただきました。
合格発表で受験番号が目に飛び込んで来た時、今までの苦労が吹き飛びました。
結果、第一志望校をはじめ、受験校全て合格という結果に、信じられないような気持ちでいます。
今までの苦労が、こんな夢を見させてくれてありがとういう感謝に変わる瞬間でした。
決して平坦では無く、人一倍大変な事を乗り越えながら、3年間一つの事を頑張りやり遂げた!という経験があれば、この先、どんな苦労も乗り越えられるんじゃないかなと、思います。
勉強や合格だけでは無く、そういう経験ができた事が1番の収穫なのかなと思います。
良いことも悪いことも、起こる事全てに意味がある。そんな風に思った締めくくりとなりました。
だから、今、苦しくても辛くても、それには意味があり、乗り越えた先には成長があると信じて、この先受験する方には頑張って欲しいと思います。