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コラム

メンタル、コーチング、アドラー心理学、潜在意識、中学受験、勉強法、親子コミュニケーション、心の鍛え方など

働くママのワンオペ中学受験を乗り切る4つのコツ

一人で抱え込んで疲労困憊しては続かない!

ある記事で「ワンオペ育児」についてが書かれていて、目がとまりました。
つまり、夫婦のうち、どちらかに育児の負担がかかり、過酷な状況になっているときに使う言葉のようですね。
記事を読んでいて、あるある~、今もあるある~と納得。

これって、でも、「ワンオペ中学受験」も実際、あると思いました。
私がうけるご相談の中でも、ほとんどお母さんが中学受験のサポートをしていて、ご主人はたま~に口出ししてくる、それも、悪いところばかり指摘してきたり!

普段は、ご主人が単身赴任とか、平日は仕事が忙しくて、ほぼ妻任せ。

また結果が悪いときだけでてきて、
「お前がもっとしっかりしないからだ!」とか
「お前の管理ができてないからだ!」とか言いたい放題。

そんな状況が3年間も続くと、子どももイヤになるでしょう。

夫婦関係って実は、子どものメンタルに大きく影響を与えるので、結局は、子どもの成績にもつながってきます。(涙)

ワンオペ中学受験を上手に乗り切る4つのコツを、今日は書きたいと思います。

最近は働くママもたくさんいて、自分の仕事もしながら、下の子のお世話もしながら、さらに、親の介護もあったり、家事もこなしつつ、どんだけマルチタスクなんですか!?と驚きます。
それでいて、お子さんの中学受験サポートとなると、相当の時間管理、タスク管理が必要なことでしょうか。それでいて、自分自身の体調管理、感情のコントロールや、セルフストレスマネジメントも重要なところだと思います。

そんな頑張る努力型ママのための中学受験を乗り切る4つのコツ、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■「ま、いっか」の精神で

完璧主義で、もっとちゃんとやらせなきゃ!と、自分出自分に負荷をかけちゃうママもいらっしゃいます。すごくマルチタスク型で時間管理やマネージメントに力を発揮するママさん。
そういう人の場合、こんな思考があったりします。

「子どものスケジュール管理をすべき」
「ご飯はしっかり栄養バランスを考えるべき」
「睡眠も十分とらせなきゃいけない」
「毎日、塾の宿題チェックをやらなきゃ」

完璧にこなそう、こなそうとがんばっているママさん、ママがヒートアップしすぎてて、子どもはついていけない状態になっていませんか?それでいて、親子の関係がギスギス・・・。
実はかなり親子共にメンタルやられる傾向にあります。

この「すべき」「やらなきゃいけない」は、義務感でやっているので、心から「やりたい」と思ってないのです。
そうすると、「足りない、足りない、もっともっと」と自分で自分を追い詰め、それが結局は子ども自身も追い詰める結果に。

そんなママさんにオススメの口癖がこれ!

「ま、いっかー」
「今日はここまでできたらOK!」

これを口癖にしてみましょう。そうすると、最初はザワザワしますが、だんだんと少しずつ自分の中の「こうすべき」呪縛から解かれますよ。
子どもも管理し続けられると自立心が伸びなくなるし、ダメなところばかり指摘され続けると、自己肯定感が下がり、やる気も失います。
「ま、いっか~」と言うことで、自分自身の固定概念も少しずつ和らいでいくので、ぜひやってみてくださいね。

■ご主人とのコミュニケーションを

私はワンオペ中学受験でいいと思うのですが(実際、私はそうでした)
ただ主人とももちろん一家の大黒柱で、中学受験費用を出してもらうこともあるし、私は、主人には、下の子のお世話をお願いしたかったので、きちんと主人とコミュニケーションをとることは心がけました。
といっても、最低限ではありましたが・・・(苦笑)

この夫婦関係は、子どもは敏感に感じ取るので、夫婦仲悪いと、自分の成績が悪いせいだ、自分が勉強できないせいだ、自分のせいで、パパとママがケンカするんだ、と自分を否定しはじめる子もいます。
何も気にしてなさそうに見えて、実は子どもはとっても繊細で、心がデリケートなのです。大好きなママとパパには笑っててほしいし、それがあるから、安心して、勉強にもむかえるのです。

では具体的に、夫婦コミュニケーションの秘訣は、まず挨拶は絶対ですね!
「○○さん、おはよう」
「○○さん、毎月、お仕事ありがとうございます。」
「パパ、おかえりなさい、いつもお疲れ様です。」
男性は、まずたててあげることです。あと、名前を呼んで、挨拶する、労う。たったこれだけでOK!
この名前をよんで挨拶は存在承認欲求を満たすので、それをするしないだけでも、大きく変わります。
ぜひやってみてくださいね!あとは、もちろん夫婦で出かけるとかもありますが、大きなことよりも小さな日常のできることから変えていきましょう!


■一人にならないこと

中学受験はセンシティブなことでもあるので、なかなか人に悩みを話しづらく、近所のママ友や塾のお友達ママさんとも、本音で話せることってなかなか少ないですよね。
そうなるとどんどん悩みを一人で抱えこみ、吐き出すことができず、それが結局、子どもにあたったり、ご主人にあたったり。
誰かに八つ当たりとができない場合は、ママ自身の心がだんだんじわじわと病んでくるのです。
中学受験ブログを見ては、他人の親子が羨ましくなったり妬ましくなったり。
だから、一人にならないこと!交流の場をどこかで見つけてほしいのです。

できればSNSよりも、同じ悩みをもっているけど、塾も住んでいる環境も違う中学受験ママと話せる場に出かけるとか、最近だとオンラインで参加するとか。

そうすると、ちょっと話せるだけでホッとするし、またがんばろう!っていう前向きな気持ちにもなれるのですね。
私が開催しているママカフェでも、そうやってメンタル整えるためにリピートして参加してくださっているママさんもたくさんいらっしゃいます。4Blissを立ち上げたのも、それが目的であったりします。
一人きりにならない、モヤモヤを話してスッキリして、またお子さんの中学受験サポートを前向きに明るく取り組んでいきましょう!


■他力を使おう!
上記で書いたように、近年は働くママも増えて、下の子もお世話もあったり、親の介護もあったりと本当に中学受験ママは多忙です。なおかつ、自分は結構優秀だったし、仕事もバリバリできるし、カッコイイ自分が好きだし、全部こなそうと努力型のママさんもいらっしゃいます。

けど、さすがに一人で全部こなそうとするとオーバーヒート!
全く心の余裕がなくなり、中学受験の3年間、毎日疲弊する・・・なんてことも。

心に余裕を持たせることが、ワンオペ中学受験を乗り切る大きなポイントなのです!たまには「家事代行」や「プロ家庭教師」下の子は「ベビーシッター」を使うなどして、ある程度、自分で今までやっていたことを他人にお願いするということを実践してみましょう。

ご主人、おじいちゃん、おばあちゃん、ママ友、近所の人にも、普段から感謝の気持ちをしめしていると、快く引き受けてくれますよ。
人という字は「人と人が支え合う」という形から字ができました。人は一人では生きていけません。

そうして、ちょっと自分だけのお楽しみ時間を満喫されてください。マッサージや美容院、一人スパ、日帰り温泉、美味しいホテルランチ、ショッピング、映画、・・・
自分で自分を楽しませましょう。癒やしましょう。
普段から周りの方には感謝をして、助けてアピールを!

あとは、中学受験ってすごく特殊な受験です。子ども任せではうまくいかない、塾とのやりとりや、志望校選び、受験スケジュール、子どもの宿題マネジメントなどありますが、その「やり方」を調べるのも時間がかかりますよね。

だから、それもプロのお任せするというのも手です。中学受験のコンサルタントやコーチに相談するとかして、自分一人で調べるよりも効率よく良い結果もでやすいです。
他力を上手く使って、時間も短縮!結果、自分の心にも余裕ができて、親子仲良く過ごせるということです。そして、もちろん、志望校合格!にもつながって、子どもの自己肯定感もあがる!


ぜひこの4つでワンオペ中学受験を乗り切っていきましょう!