Column
コラム

メンタル、コーチング、アドラー心理学、潜在意識、中学受験、勉強法、親子コミュニケーション、心の鍛え方など

中学受験でうまくいく親子とうまくいかない親子の違いは○○○○にある

うまくいく親子、うまくいかなくなる親子、何が違うのでしょうか

  新学期スタートして、また日常がはじまりました。

春は、学校からのお便りが多くて、私も毎晩、目を通すのに必死です。

年間行事も今年はできるように、先生方、PTA役員、地域の子ども会などもいろいろ考えてくださっていることでしょう。できるだけ協力して、子どもたちが学校生活を楽しめるようにしていきたいですね。

中学受験も今年は感染対策をバッチリとりながら進めていくこととなるでしょう。
けれども、教育改革が進み、今年からはICT教育も本格的にはじまります。小中学校の生徒一人1台PCも配られます。
それに伴い、中学受験のやり方やあり方も変化してきています。
またそれについては書かせていただきますね。

中学受験をしていると、1年後、2年後、3年後で、大きくプラスに変わる親子と、
どんどんマイナスに変わってしまう親子が見られます。

親子喧嘩が激しくなるどころか、子どもがやる気を失い、自信を失い、まだ小学生の子なのに「どうせ無理」「俺はバカだから」とかマイナスな言葉が多くなったり、勉強が大嫌いになってしまったり。
ゲームやYouTubeにのめりこみ、どうにも抜け出せなくなる依存症・・・。

もう一方で、親子はずっと仲良しだし、会話多くて、いつも笑っている親子も。
結果、成績も上がるし、子どもは自己肯定感高く、前向き。勉強や宿題もイヤじゃない、むしろ好き。
多少のことで親子喧嘩しても、すぐ仲直りするし、子どももゲームやYouTubeを見てるけど、やり過ぎないようにしているから、親も安心して見ていられる。

そんな理想的な親子もいることは確かなのです。

大抵がその真ん中のようなご家庭が多いことでしょう。

でも、この両者の大きな違いって何だと思いますか?

もともと中学受験もはじめた頃、両者ともに大きな違いはなかったはず。

「中学受験してみよう!」「中学受験やりたい!」
意気揚々と最初は塾にいき、

「ママ、今日はこんな勉強したよ!」
「ママ、今日はこんなこと習ったよ。」
「あの先生面白い!」
「塾は好き、楽しいからやめないよ。」

と話していた頃ありませんでしたか?

そのもっと前、小学1年生に上がった頃、
入学式を迎えた時の気持ちを思いだしてください。


あの頃は、親子ともに希望に満ちて、子どもも、小学1年生の入学式から
「勉強大嫌い!」「学校いきたくない!」
なんていっている子はいないでしょう。
(もしいるとすれば、ちょっとメンタルに問題ありですよね・・・涙)

だけど、いつからか、勉強嫌いになってしまう。

中学受験をはじめた頃も、そんなに勉強嫌いじゃなかったはず。
むしろ勉強好きではじめた子がほとんどでしょう。
親子ももっと仲良かったはず!

だけど、だんだんと親子の関係が悪化したり、
成績が一度落ちたことがきっかけで、その後までずるずる引きずったり。

どうにも変わるきっかけが見つからず、6年生最後まで、マイナスのスパイラルから抜け出せなくなっては本当にもったいないですよね。

ママさんも、中学受験に対して最初は「がんばろう!」とワクワクしながら私立中学校を見学にいったり、子どもの成長が楽しみでならなかったことでしょう。

だけど、子どもの成績が伸びない、子どもが宿題よりも遊びばかり、
自分もついガミガミ怒ってしまう、焦り、不安、苛立ち、、、
そんな毎日になって、正直、もう疲れた・・・

これが、以前の私でした。

なんでやらないの?
なんでできないの?

・・・

最初は、あんなに中学受験にワクワクはじめたのに、今は、全然、楽しい気持ちなんかない・・・。


苦しい日々でした。


もしそんなときに、ママ友から
「どう?中学受験、楽しい?」と聞かれたら、何と答えますか?


「うん!すごい楽しいよ!あなたもやってみたら?」と言えますか?

それとも

「ぜんぜん~、もうつらくてやめたいわ・・・」

と答えますか?

私は正直、後者でした。
ママ友にも子どもの愚痴をたくさん言いました。

子どもと一緒に楽しもう!がんばろう!と決めてはじめた中学受験なのに、
全然、楽しくない!

苦しいことばかり!しんどい!
子どもの成績が不安でいっぱい!

正直「楽しくない・・・」し「楽しいはずない!」と思っていました。


でも、石田勝紀先生も「勉強をネガティブにとらえない」とかおっしゃるし
「勉強って楽しい」って思わせるってそんなの無理じゃない?
こんなにいろいろやってるのにって思いませんか?

中学受験で笑顔で過ごす?
中学受験を楽しむ?ワクワクする?

どうしたら?


それはつまり、「楽しむこと」なのです。

先ほどの上手くいっている親子も、中学受験を楽しいと思っているから
結果、上手くいっている、成績もあがるのです。

「楽しむ」の本当の意味は、

ラクすることではなくて、成績に一喜一憂することではなくて

「中学受験を楽しむ」本当の意味は、

親子で、中学受験の良いところをみて、
失敗もあるけど、一生懸命、一緒に取り組むこと

なのです。


一生懸命、好きなことに一緒に取り組む。

やらせるのではなくて、一緒に中学受験の山を登ることなのです。

ラクして登っても楽しくないんです。
成績があがることが楽しいことではないのです。

メガホンもってお母さんは車にのって、子どもが一人で山登りするのではなく

お母さんもお子さんと二人三脚で
一歩ずつ子どもと一緒に中学受験の山を登るのです。

途中、苦しくなって、一休みもしたくなるし
けど、山道に咲いている小さな花に心が和んだり、
野生動物を間近でみて、ワクワクしたり、
足が痛くなっても、お互い「がんばって!」と励まして助け合う

だから、頂上に着いたとき「楽しかったね!」って一緒に笑って言えるのです。


中学受験を楽しいって思うのは、親子で一緒に一生懸命になって取り組めることだからなのです。

一人で勝手に勉強して、一人で勝手に成績も高い位置をキープしている子どものママさんが、中学受験を楽しんでいるでしょうか?

自分はお弁当つくっているだけ、
あとは子どもが勝手にやっていることだから、と無関心。

それは本当の意味で楽しい中学受験ではありません。

これまで4Blissや個人セッションでサポートしてきたママさんも、子どもの成長を喜び、一緒に目標もって取り組み、失敗もあるけど、親子でどうやってクリアするか一生懸命、必死に考える、
こうして過ごす日々が「楽しい」のです。


どんなに苦しくても、
辛いことがあっても、思い通りにいかないことが続いても、

大好きなわが子と一緒に登った山(中学受験)だから、
「ママと一緒にやれて楽しかったよ、ありがとう」って終わった時に、お子さんから言ってもらえるのです。


中学受験の良いところをみて、
この中学校、とっても良い学校だか、好きだな、とか
中学受験を通して、いろんな教育の世界を知る機会にもなり、
中学受験を通して、たくさんの人々との出会いや支えがあり、感謝の気持ちで過ごして

一生懸命、大好きなわが子と一緒に取り組むこと、

これが本当の「楽しむ」ということなのです。


「楽しむ」は、ラクして成績アップではないということです。

この意識がある親子はどんどんプラスオーラで中学受験を楽しんで過ごしているから、
親子の信頼関係も絆も強まり、子どもの自己肯定感も高まり、志望校合格を勝ち取っていけるのです。

終わった後に「中学受験、やってよかった!ありがとう!」という気持ちで終えられるのです。


中学受験、一緒に楽しんでいきませんか?

ほんの小さな心がけ、ほんの小さな一歩から、中学受験のあり方とやり方が変わっていきます。

人間関係も親子関係も変わっていきます。

中学受験ママスクール4Blissで、中学受験を一緒に楽しんでいきましょう!
1回体験も参加可能です。